関節を動かすことで起きるボキッという
音についてです。
たまに節々のところが変な違和感があって、
その関節を動かしたらボキッと鳴ることって
ありますよね?
ボキッと鳴るとき・・・
この時関節はどうなっているんでしょう?
諸説ありますが、
ボキッという音の正体は
関節の中に溜まった気泡が動いたときに
骨が振動して出た音。
普通、関節の中の気泡は
どんどんまわりの血管に吸収されて
大きくなりません。
血行が悪くなると吸収が十分できなくなり、
気泡が大きくなってしまいます。
そうなると気泡が関節内で
変な弾力感を出してしまいます。
そして関節に動きにくいような違和感が生まれ、
ここで無理して動きにくいところを動かすと、
大きくなった気泡がボコッと位置を変えます。
すると関節内の潤滑液内に衝撃波が生まれ、
それが骨を振動させてボキッという音が出るんです。
つまりボキッという音は
血行が悪くなった関節内に
溜まった気泡が動いたときに生じる
衝撃波が骨を振動させて出たもの
なんです!
「でもボキッと鳴るとなんか楽になるけど。
これは骨がずれたのが治っているんではないの?」
と思われるかもしれません。
楽になる理由、それは
・ボキッとなった際に 気泡そのものを
散り散りに小さくします。
すると大きな気泡があるせいで生まれていた
変な弾力的抵抗感が少なくなります。
すると急に関節が動かしやすくなる。
・気泡で関節が動きにくくなっていたところが急に動くことで、
まわりの靭帯や筋肉にストレッチがかかります。
すると血液の循環が一時的に改善されて、
疲労物質などの老廃物も押し流されます。
そして変な違和感や疲労感がちょっと抜けたような気がします。
鳴ったあとに楽になった感じがするのは
そんなわけです。
ただ時間がたつと散り散りになった気泡が集まってきて
同じ状態に戻ってしまうんですが・・・
自然に鳴ったものなら良いんですけど、
あまり無理して鳴らそうとしないでくださいね。
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