今回は、交通事故が起こった際の
「警察への対応」
「けが人の対応」
「保険会社への対応」
など、交通事故の初期対応についてご紹介します。
交通事故は初期対応の重要さが9割だと思ってまず間違いないでしょう。
けが人の救出などはもちろんですが、今後加害者側の保険会社と示談を進める際に、
事故の状況を正確に把握しておく事はあなたを有利な立場にします。
やるべき7つの対応
交通事故が起きてしまった時のことを普段から想定していなければ
パニックになってしまいがちです。
まずは交通事故が起こった後の流れを知ることでパニックを起こさず、
落ち着いて行動できるようになりましょう。
交通事故が起きた直後に冷静に対応することができれば、
その後の展開もパニックなまま対応出来なかった時に比べて
非常に楽で有利なものとなってきます。
①ケガ人の救出
まずしなければならないことが、ケガ人の確認と救助です。
特に交通量の多い場所で交通事故が起きた場合には
後続車両に轢かれてしまうなど、二次災害とも呼べる事故が
発生してしまう危険性が高くなります。
自分が負った怪我も含めて、事故によって誰がどういった
怪我をしてしまったのかを確認し、怪我をしてしまった人を安全な
場所に誘導して119番に連絡し、救急車を呼びましょう。
たとえ目立った外傷がなくとも、後から症状が出る場合もあるのです。
そのため、大きな怪我をした人がいないように見えても救急車を
呼んでおく方がベターと言えるでしょう。
②警察への連絡
ケガ人の確認と救出が終わったら、次に警察へと連絡を入れましょう。
ケガ人の速やかな救助と警察への連絡は交通事故が起きた場合の義務です。
連絡は基本的には加害者側が行うことになりますが、
はっきりと加害者、被害者がわからないような交通事故の場合もありえますので、
余裕があるようでしたら自身で警察を呼びましょう。
③事故現場の記録
交通事故にあったら警察とは別に、自分でも事故の現場を『記憶』し、
証拠となる『記録』を残しておきましょう。
重ねて、事故現場を確認しておくのが良いです。
警察が来てからも現場検証、正式には状況見分が行われるわけですが、
タイヤ痕など消えてしまいかねないものもあります。
早い段階からお互いのスピードや停車意志、信号機の様子
などをメモしておきましょう。
④相手の身元を確認する
警察に連絡し、事故現場へと移動してもらっている間に、
事故に関しての情報を集めておきましょう。
具体的には相手の身元と事故の状況を確認するのです。
⑤目撃者の確保(できれば)
相手の身元の確認ができたところで、周囲に目撃者がいた場合は証人として、
同行してもらったり、連絡先を聞いておいたりしましょう。
事件当事者と利害関係のない第三者の証人は警察や保険会社に
信用されることが多いからです。
⑥保険会社に連絡する
警察への連絡も終えたところで保険会社に連絡を入れるようにしましょう。
示談交渉に入るのはムチ打ち症などの後遺症があることがわかり、
様子の落ち着いた症状固定の状態になってからの方が良いですが、
交通事故があったという事実は先に保険会社に伝えておかなければ
いざ交渉をといった時に足りない資料が出てくるなど後手後手に回ってしまいます。
⑦医師の診断を受ける
各所に連絡したら自身の怪我の状態を把握するために病院へ行きましょう。
目立った外傷がなくとも、先に述べたムチ打ち症であったり、
最悪脳内出血を起こしたりしてしまっている可能性もありえます。
⑧保険会社に病院または整骨院に通院する旨を伝える
来院される前に、相手の保険会社へ連絡し
病院または整骨院へ通院したい旨、院の名称、住所、連絡先を伝えてください。
もしくは、当院から保険会社に連絡する事もできますので、
その場合は受付で相手の保険会社の連絡先をお伝えください。
まとめ
初期対応は以上の8つになります。
また、保険を使用した交通事故治療では、
病院と整骨院を併用して治療を受けることが可能です。
上手に組み合わせて、集中的に治療されることをお勧めします。
多くの方は診断を受けた病院で治療を開始されるのですが、
お仕事をされている方などは、時間の制約もあり
毎日通院するのが難しいこともあるとおもいます。
そんな時は、ぜひ当院にご相談ください。
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