「ぽかぽか陽気なのに冷えが辛い…」「出かけたいけど肌荒れが気になる…」
もしかしたらその不調、腸が原因かもしれません。
全身の免疫システムの6~7割を占めるといわれる腸内の環境が悪化すると、
冷えや肌荒れなどさまざまな不調の原因になるのです。
そこで今月は「腸年齢」の簡単なチェック方法や
不調に負けない腸活習慣のコツをご紹介します。
自分の腸年齢を知ろう
年齢を重ねると、善玉菌の数が減り、悪玉菌の数が増えるため、腸も老化します。
けれど、同じ年齢でも、若く見える人と、老けて見える人がいるように、
「腸年齢」が必ずしも「実年齢」と同じとは限りません。
腸年齢を調べるには、その人の便を検査する必要がありますが、
食事や生活習慣からでもおよその腸年齢が分かります。
次の24項目のうち、自分に当てはまるものが幾つあるかチェックしてください。
□いきまないと便が出ないことが多い
□排便後も「残便感」がある
□便が硬くて出にくい
□コロコロした便が出る
□ときどき便がゆるくなる
□便の色が黒っぽい
□便が便器の水に沈むことが多い
□便をした後、臭いと人にいわれる
□トイレの時間が不規則
□おならが臭いと人にいわれる
□たばこをよく吸う
□顔色が悪い
□肌荒れや吹き出物が多い
□あまり運動していない
□寝つきが悪く、寝不足気味
□ストレスをよく感じる
□朝食を摂らないことが多い
□朝食は焦って短時間で済ます
□食事時間が一定でない
□野菜をあまり食べない
□肉が大好き
□乳製品が苦手
□週に4回以上は外食
□お酒をよく飲む
☑4個以下
あなたの腸年齢は、実年齢より若く理想的です。
腸内には善玉菌のほうが悪玉菌より優勢です。
☑5~9個
あなたの腸年齢は、実年齢+10歳です。
腸内の悪玉菌が増えないように注意しましょう。
☑10~14個
あなたの腸年齢は、実年齢+20歳です。
腸内の悪玉菌が増えて老化がかなり進行しています。
生活習慣を改善しないとさらに腸内環境が悪化します。
☑15個以上
あなたの腸年齢は、実年齢+30歳です。
腸内環境に危険信号が出ています。
生活習慣を改善しないと重篤な病になるリスク大です。
腸は健康のバロメーター
「脳より賢い」といわれる腸には、全身の免疫細胞の6~7割が集中しており、
全身の健康をコントロールしています。
腸内に棲息する細菌は約1000種あり、その総重量はなんと1.5kgもあります。
腸内細菌は免疫機能と密接な関係があり、体によいものは吸収し、
病原体など有害なものは排除する調整をしています。
腸内細菌の割合は善玉菌2割、悪玉菌1割、残り7割は日和見菌(未知の腸内細菌)
となっており、これらのバランスが保たれると免疫機能が正常に働きますが、
バランスが崩れて悪玉菌が増えると、免疫機能が低下し、
全身にさまざまな病を引き起こします。
食べたものを消化して栄養吸収する小腸は、
免疫活性化機能があるので病気になりにくい臓器です。
一方、食べかすから大便をつくって溜めておく大腸は、
正常に働いていれば便が「発酵」しますが、
腸内環境が悪くて便秘になると、「腐敗」して、
大腸がんや大腸ポリープなどの原因に。
最近では肥満や糖尿病にも関与していることが知られ、
大腸は病気の発生源といわれています。
「食べることは、生きること」といわれますが、
「出すことこそ、生きること」なのです。
冷えも腸内環境が大きく関わっている
腸年齢チェックで実年齢より腸年齢の高かった人は、
冷えに悩んでいる人が多いのではないでしょうか?
実は、冷えも腸と密接な関係があるのです。
腸内環境が悪いと便秘になり、便秘になると代謝も血行も悪くなるので、
冷えの原因になるのです。
腸を冷やさないことも大切ですが、
冷え改善には何より食事や生活習慣を改善して、
腸内環境を整えることが不可欠です。
腸内がきれいな人は肌もきれい
肌の老化も、腸年齢によって決まります。
腸年齢が老けている人は、肌トラブルが多く、
逆に腸年齢が若い人は、肌ツヤもいいといえます。
つまり「美腸」=「美肌」なのです。
便秘で腸内環境が悪い人は、血液中に腸内の腐敗物質が流れ出しているので、
肌荒れ、吹き出物、アレルギー性皮膚炎、毛穴の黒ずみなど、
肌トラブルの温床となります。
それでは皮膚の上からどんな薬や化粧品を塗っても効果はありません。
お通じが毎日あるかないかが、美肌の鍵を握っているのです。
腸年齢を若返らせる6つの習慣
腸内環境をよくするには、毎日の食事や生活習慣を改善することが一番です。
1⃣食事を抜かない
朝食と昼食は翌日の朝に便となり、夕食は翌日の夕方に便になります。
朝食を抜いたり、ダイエットで食事を抜いたりしていると、
よい排便サイクルをつくれず、腸内環境を悪化させるので、
間食せず3食きちんと食べましょう。
2⃣ヨーグルトや発酵食品を食べる
腸内環境の改善には、善玉菌の代表「乳酸菌」や「ビフィズス菌」入り飲料や
ヨーグルトを毎食後100gずつ1日300g摂る習慣をつけましょう。
発酵食品も善玉菌を優位にするのにおすすめですが、
漬物は塩分が多いので食べすぎは禁物です。
3⃣野菜を多く摂取する
野菜は食物繊維の多い食品で、
腸内環境を整えながら便の量を増やすために大切な食材です。
その働きは「第6の栄養素」とも呼ばれるほどです。
不溶性食物繊維、水溶性食物繊維に分けられ、
不溶性食物繊維は腸を刺激して排便を促す効果が、
水溶性食物繊維には善玉菌を増やす・胃腸粘膜保護といった効果があります。
一番栄養価の高い旬の時期にバランスよく摂取することが大切です。
4⃣水を1日に2リットル以上飲む
健康な人の便は8割が水分でできています。
朝起きて水を飲めば、反射で自然に便意をもよおします。
1日に2リットル以上を目安に、常温の水かお湯を飲みましょう。
お茶やコーヒーは水の代わりにはならないのでご注意を。
5⃣トイレタイムに便チェック
朝の慌ただしさで便意をガマンすると便秘の原因に…
一定の時間を「トイレタイム」としてキープし、
便の状態をチェックするライフスタイルをつくりましょう。
理想的な便は黄褐色のバナナ状で、臭いもきつくなく、
時間をかけていきまなくてもストーンと出ます。
6⃣「腸腰筋」を鍛える
お通じを促す腸のぜんどう運動は1日に1~2回起こりますが、
ストレスなどで自律神経が乱れると腸の働きが悪くなります。
快便にはインナーマッスルと呼ばれる腸腰筋(大腸と骨盤の間の筋肉)
の働きが必要なので、1日9000歩(約1時間半)
を目安にウォーキング習慣をつけましょう。
電車に乗らずに歩く、エレベータでなく階段を使う、
家事を機敏にするといったことを意識するだけでも便秘解消につながります。
運動できない人はインナーマッスルを鍛えられる「楽トレ」をしましょう。
冷えも肌荒れも、まずは生活習慣を改善して腸内細菌のバランスを整え、
お通じをよくすることが先決です。これを機に生活習慣を見直しましょうね。
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
ほねつぎLifeはりきゅう接骨院
東区土井4-1-34-1F
092-410-9238
交通事故治療
~無料相談受付中~
楽トレお試し体験受付中
→ブログもやってます!
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
関連記事交通事故相談~同意書について~楽トレはじめました!インナーマッスルの鍛え方交通事故~渋滞時に追突されたら~交通事故~あおり運転の対処法~交通事故~当て逃げについて~