今回は事故が起こる原因を
ランキング形式でご紹介いたします。
第1位 安全不確認
事故原因の第1位は安全不確認です。死亡事故原因でも4位になっています。
安全不確認の要件は、たとえば交差点で一時停止をし左右の確認をしたのに、
運転席から死角にいた他の車両や歩行者を見落としたという場合です。
運転手には、死角等で発見しにくかったとしても
事故につながる危険の有無を確認しなければなりません。
自分の周りには「なにかあるかもしれない」という意識を持つことが大切です。
第2位 脇見運転
安全不確認に次いで多い交通事故の原因は脇見運転になり、
死亡事故の発生原因では3位です。
脇見運転は、前方を見ずに運転することとされていますが、
その原因はさまざまで、
・携帯電話の操作
・カーナビの操作
・景色や看板を見ていた
・落とした物を拾おうとした
などの際に事故を起こしています。
年代別では若者の脇見運転の割合が全体に比べて高いため、
若さゆえの運転に対する注意散漫などが大きな要因となっているようです。
第3位 動静不注視
動静不注視とは、判断ミスにより相手車両の
動静をよく見なかった結果、事故が起こってしまった場合です。
例えば、「歩行者には気づいていたが、まさか横断するとは思わなかったので、
歩行者の動きに注意を払わなかった」というケースがあります。
対策としては、相手が「横断しないだろう」
「止まってくれるだろう」と考える「だろう運転」ではなく、
「横断するかもしれない」「止まらないかもしれない」
という意識の「かもしれない運転」を意識しましょう。
第4位 漫然運転
漫然運転とは、「ぼんやりと考え事をしながら運転すること」とされ、
免許を取って間もない方や頻繁には運転しない方、
または運転に対して緊張感がある方などに該当します。
また一方で、運転に慣れている方も漫然運転に陥りがちと言えます。
その為、最も死亡事故件数が多い事故原因にもなっています。
5位 運転操作不適
運転操作不適とは、ハンドル操作を誤ったり、
適切な運転操作をできなかったことを言います。
発生件数は少ないものの、死亡事故に至る件数は
漫然運転に次ぐ第2位の死亡事故原因ですので、
注意すべき事故原因の一つと言えます。
おわりに
飲酒運転や速度超過による事故が多いイメージですが、
どちらも全体の1%に満たない件数です。
事故にはさまざまな原因がありますが、ほとんどの事故が心掛け、
緊張感、注意力などで未然に防ぐことができます。
自動車によって人の生活は豊かになりました。
しかし、自動車は使い方を誤れば人を傷つけ、
時には命までをも奪う凶器になります。
今回ご紹介した交通事故の原因を頭の片隅において、
日頃から安全運転を心掛けてください。
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